所得税の算出には、まず各社員の「給与所得者の扶養控除等(異動)申告書」が必要です。扶養家族の数を確認し、非課税対象の金額と社会保険料などを差し引きます。
「源泉徴収税額表」に控除計算後の金額と、扶養家族の数を見て該当する所得税を算出します。計算方法として「甲欄」、「乙欄」があり、社員の場合は「給与所得者の扶養控除等(異動)申告書」を提出してもらって算出するのが通例ですので、「甲欄」を使用して計算することになります。「給与所得者の扶養控除等(異動)申告書」の提出がない場合は、「乙欄」を使用して税額の計算を行うことになります。「乙欄」を使用して計算を行う場合、「甲欄」を使用して計算を行う場合よりも税額が割高になりますので、できるだけ「給与所得者の扶養控除等(異動)申告書」を提出してもらうようにしましょう。
その後、給与から所得税を控除して計算を行います。
給与支給後、控除した所得税を税務署に納付します。
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